• 新たな価値を創造する、未来へ。

構造物の新設と保全

橋梁、地下構造物・上下水道施設、トンネル、共同溝などの調査・計画・設計、点検・修繕技術、施工管理

歴史の中で培われた技術と経験を活かし
最新技術の採用で優れたサービスを提供します。

土木・文化遺産の保存

建造150年の石造りアーチ橋の移設・保存

鹿児島県指定文化財である西田橋(石橋)を移設・保存しました。既設の石組み構造を確認し、再構築工法を検討した上で、写真測量や定点観測を実施しながら、約8,000個の石を組み上げ、保存地区に復元しました。土木遺産としての価値を後世に残すため、工事記録や石橋の挙動などの観測、解体から復元までのデータを整理しました。

旧車道橋を歩道橋としてリノベート

既存施設の景観機能の保全と有効活用

昭和6年竣工の単純鋼ワーレントラス橋を修復しました。当初は歩道橋の新設を計画していましたが、希少な形式であることから、土木遺産的価値を重視し、健全度調査を踏まえ、リノベートして歩道橋として再利用しました。

超高強度コンクリートの橋梁への活用…
低桁高・無鉄筋・高耐久性・新構造

日本初の超高強度コンクリートを用いたPC無鉄筋箱桁橋

新材料RPCを用いた外ケーブル方式単純桁橋を設計しました。RPC(超高強度コンクリート系新材料)を利用することにより、無鉄筋化とし、部材圧を数センチに薄くすることを可能にしました。さらに軽量化とプレキャスト化により工期短縮と高耐久性、高耐候性を実現しました。

点検・評価手法が確立されていない素掘りトンネルの健全度評価

土木遺産化した素掘りトンネルの健全度評価

素掘りトンネルは、国で定められた定期点検要領の範疇に含まれない特殊なケースです。当社が新たに判定区分を提案し、現状を評価しました。この試みにより、利用者の安全性に対する新たな評価指標を示し、対策工法を提案することができました。

景観の連続性と環境保全に配慮した橋梁計画と施工方法の立案

地形・立地条件・厳しい道路条件に対応した橋梁計画及び施工計画

本橋梁は、自然環境豊かな地域に立地するため、自然との共存を図った道(エコロード)として計画しました。耐震設計では、変形特性を一定にする分散支承構造や橋脚構造を計画し、橋脚は高橋脚であるため荷重軽減を目的に中空構造としました。また施工方法は、道路線形が単円曲線となることから一方向より曲線手延べを使用した押し出し工法としました。

河川構造物の長寿命化

最新技術を活用したコンクリートの劣化状況の見える化による長寿命化計画立案

近年、河川管理構造物の劣化が顕在化し、維持管理の重要性が叫ばれています。本業務では、大きな劣化損傷が生じる前に維持管理計画を検討する予防保全を主体とした長期保全計画を立案しました。施設の状況を把握するため、画像解析によるクラック調査や赤外線画像によるコンクリート面の浮き調査など、最新技術を駆使して調査を実施しました。


赤外線法によるコンクリート表面の浮き調査

画像解析によるクラック調査

自然電位測定による鉄筋腐食調査